《宮城県南三陸町》夏到来の南三陸でクルーズ&牡蠣を楽しむテロワージュ【体験レポート】

2021年11月17日

テロワージュ南三陸

梅雨が明けた7月。夏到来を思わせるお天気の中、「テロワージュ南三陸」のバスツアーに参加してきましたので、その様子をご紹介します。

この日はちょうど海開きの日で、道中に立ち寄ったサンオーレそではまの海水浴場は、たくさんの親子連れで賑わっていました。

南三陸町の復興を支える南三陸ワイナリー

テロワージュ南三陸

旅の始まりは南三陸ワイナリーの見学から。代表の佐々木道彦さんが醸造所内を案内してくださいました。

南三陸ワイナリーで醸造している、白ワイン、赤ワイン、スパークリングワイン、シードル、それぞれがどのような工程で作られているのか、ひとつひとつ丁寧に説明していただきました。

テロワージュ南三陸(南三陸ワイナリー)

醸造所はたくさんのボランティアの皆さんの力でプレハブの水産加工場をリニューアルしたもの。クラウドファンディングでテラス棟も建てられて、レストランも運営しています。レストランの一角にはワインや、南三陸町で製造された加工品がワインのお供に販売されていて、お土産にぴったり!

小型クルーズ船で志津川を走る

テロワージュ南三陸

南三陸ワイナリーを見学した後は、ワイナリー前の漁港から小型クルーズに乗船し、志津川湾の「牡蠣」や「銀鮭」の漁場を間近に見学。船長さんの軽快なおしゃべりと潮風が気持ちいい!

テロワージュ南三陸

途中で、牡蠣漁師さんが船上でお出迎え。

南三陸の夏の牡蠣で、まだ産卵していない牡蠣を「あまころ牡蠣」と呼ぶそう。ちょうど今が旬の終わりということで、なんとか今日のツアーに間に合ったそう。本当に良かった…。

牡蠣

本当につやっつや、ぷりっぷりでおいしそう!戻っていただくのがいっそう楽しみになりました。

南三陸町の食材をふんだんに使ったお料理とワインに舌鼓

テロワージュ南三陸料理

クルーズから南三陸ワイナリーに戻って、お待ちかねのランチタイムです。

今日のツアーで腕を振るうのは、自身も銀鮭漁師として活動する佐藤将人シェフ。南三陸町の食材をふんだんに使ったフルコースを、南三陸ワイナリーのワインとともにいただきました。

テロワージュ南三陸料理

「あまころ牡蠣」はまだ産卵していない牡蠣。小ぶりですが、うまみがぎゅっと凝縮したお味です。牡蠣独特の苦味が少なく、甘さが特徴的でした。

テロワージュ南三陸料理

銀鮭は生で、はらこ付き。養殖の銀鮭はアニサキス(寄生虫)がつかないそうで、安心して生で食べられるとのこと。適度に脂がのって、はらこもプチプチとした食感がたまりません。

テロワージュ南三陸料理

わかめの茎を使った飼料で育った「わかめ羊」は人気テレビ番組「満点☆青空レストラン」でも紹介された、なかなか地元でも食べることが難しい入手困難なお肉。生産者の金頭さんにお話を伺いながら美味しくいただきます。びっくりするくらい臭みがなく、これまで食べてきた羊肉の概念が覆されました!

地元の人が紡ぐテロワージュを満喫した一日

テロワージュ南三陸

ツアーの締めくくりは「南三陸さんさん商店街」でのお買い物。こちらで地元の水産加工品をお土産に購入。有名な「南三陸キラキラ丼」は次回来た時の楽しみにとっておきます。

ワイナリー見学も、クルーズ体験もお料理も、すべて大満足の一日でした。皆さんのお話からは、本当に南三陸という場所を愛されていて、その魅力や伝統、文化、生業を広く伝えていきたいという想いが感じられました。

「究極のマリアージュは産地にあり」。まさにそれを体現したツアーでした。

 

【南三陸ワイナリー】

https://www.msr-wine.com/

静岡県浜松市で楽器メーカーに勤めていた佐々木道彦さんは
なぜ、南三陸にワイナリーをつくったのか?インタビューもぜひご覧ください!

南三陸ワイナリー・佐々木道彦さん”ワイナリーオープンに寄せて”【インタビュー】

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