ワイン用のぶどうの収穫がピークを迎える秋、福島県二本松市にある「ふくしま農家の夢ワイン」を貸切にできるというプランに参加してきました。なんと一日、社長も貸切でご案内いただき、ワイナリーと地域の深いかかわりや、ワイン醸造のマニアックな質問まで答えていただきました。ぶどうの収穫に温泉、ピザづくりにぶどう染め、道の駅でのお買い物と、盛りだくさんな一日に大満足!その様子をお伝えします。
“東北道「福島松川PA」のスマートインターチェンジを降りて、車を走らせ、のどかな里山の風景が広がる二本松市・東和エリアにある「ふくしま農家の夢ワイン」。
「ふくしま農家の夢ワイン」齋藤誠治社長と、今回の企画をしてくださった福島市の旅行会社「㈱f’sぽけっと」の齋藤久美子社長に案内され、早速ぶどう畑へ…の前に、実は「道の駅ふくしま東和」によって、ひとしきり買い物をしてしまった一行。「人気の有機野菜はすぐに売り切れるよ」なんて言われたら…。道の駅では、齋藤誠治社長にワイナリー設立の経緯を伺い、ついでに地元の「凍み餅」のおやつまで食べて、ようやく畑へ。
今回は、「ぶどう収穫体験」ではなく、元々の趣旨は「人手不足に悩むワイナリーのぶどう収穫作業のお手伝い」と言われて、やる気満々の一行でしたが、雨のため、それほど長い時間は作業しませんでした。それでも、一回収穫を始めると無言で獲り続けてしまう…心を無にしてできる作業は気持ちのいいものです。
収穫後は、「冷えた体を温めましょう!」ということで、特別に「名目津温泉」にご案内いただきました。山の奥にひっそりとある秘湯ですが、地元の人がゆっくり入りに来ており、なんともいいお湯加減でした。
“ワイナリーに到着すると、早速「今朝搾りたてのりんごジュースがあるよ!」とウェルカムドリンクのお振舞。りんごそのものの香りと味わいが素晴らしく美味しい!
「ピザ釜も暖まってるよ」ということで、みんなでピザづくり。すでに生地が用意され、それを伸ばしてトッピング。斎藤社長の家のお味噌や、生のりんごスライス、りんごジャムなどがあり、自由にトッピングします。それをピザ釜に投入!なんとピザ釜は齋藤社長たちの手作りだそうです。
その間にワインで乾杯!今回は、「ふくしま農家の夢ワイン」の代表的なワインである「一慶」で乾杯(「一慶」は齋藤社長のお孫さんの名前だそうです)。
具材がゴロゴロいっぱい入った豚汁もいただいて、ピザも完成!みんな地元の食材がたっぷりのランチに大満足。味噌とりんごジャムの意外な組み合わせが美味しい!
“大満足のランチをいただき、のんびりと過ごした後は、ワイナリーでぶどう染め体験をさせてもらいました。色の濃い赤ぶどうをつぶし、手拭いを縛って模様を付け、ぶどう液に手拭いを入れ、しばらく置きます。
待っているその間に、齋藤誠治社長にワイナリーを案内していただきました。過疎に悩む地域に、若い人に来て欲しいと願い、ワイナリーを作ったことや、地元の養蚕が下火になり、その建物を自分たちで改造してワイナリーにしたこと、震災、コロナ禍…齋藤誠治社長の素朴な語り口に心を引き込まれます。語り尽くせないほど、たくさんのことを経てきて、なお笑顔で案内してくださる社長に感謝です。
ワイナリー見学の後は、ぶどう染めの仕上げへ!水で洗い、絞って広げると…?みんなそれぞれ、個性のある模様が付いています!
最後は、ワイナリーでお買い物をして、齋藤誠治社長にお礼を言って、解散です。
今回のツアーでは、実はGoToトラベルのクーポンも発行され、2か所も道の駅を回り、買い物も楽しんだ一行。
しかし、ただの観光ではなく、収穫作業を手伝ったり、ワイナリーのストーリーや地域の事情を知り、齋藤誠治社長はじめ、地域の方との交流もあり、思い出深い旅となりました。
この企画をしてくださった旅行会社「㈱f’sぽけっと」斎藤久美子社長、そして「ふくしま農家の夢ワイン」の齋藤誠治社長、本当に一日お疲れさまでした、ありがとうございました!